骨粗鬆症
バランスの取れたミネラル・ビタミンが、骨の老化を遅らせます。

■骨粗鬆症による骨折は、寝たきりになる原因の第2位
骨粗鬆症(拡大写真)  骨は外側を覆う皮質骨とその中身の海綿骨に分けられ、骨粗鬆症では海綿骨に「鬆(ス)」が入ったような状態になるため、この病名がついています。
 海綿骨は文字通り海綿状になっていて、健康な時には上の右図のように中身がぎっしりと詰まっていますが、骨粗鬆症になると左図のようにスカスカの隙間だらけになってしまい、ちょっと転んだりぶつかったりしただけで簡単にグシャッと潰れたり折れたりしてしまうのです。この「骨折しやすい」ことが問題で、特に大腿骨頸部骨折は、お年寄りが寝たきりになる原因の第2位にあげられています。

■若い時の食生活が骨粗鬆症の危険性を左右する
骨粗鬆症は高齢者に多くみられます。  骨の老化は、男女とも30代くらいから始まりますが、骨粗鬆症になるのは圧倒的に女性が多く、中でも閉経期を過ぎた高齢者に多くみられます。
 これは閉経後の女性は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が極端に減るため、骨形成と骨吸収による骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨量が急激に減少することによります。加齢による骨量の変化 したがってこの時期には、日常の食生活で骨形成に必要なミネラル・ビタミンを普通以上に豊富に取る事が大切です。骨量が特に少ない場合には、骨吸収抑制薬や骨形成促進薬を用いた治療が行われます。
 ところで最近、閉経前の若い女性の骨量減少が問題になっています。過剰なダイエット偏食による栄養不足ホルモン分泌の低下のために、骨量がピークに達する20代はじめまでの骨形成量が少なくなり、骨粗鬆症になる危険性が高くなってしまうのです。

■カルシウムを始め、ミネラル・ビタミンの摂取が肝心
 骨粗鬆症の予防にはカルシウムを始めとしたミネラルとビタミンを充分に取る事が重要です。
 カルシウムは、何より骨そのものの材料として欠かせないものですし、ビタミンDは、ミネラルの吸収を助けたり骨形成を促進するなどの働きがあります。ところでビタミンDは日光浴によって体内でも作られる物ですが、この場合の日光浴は、日焼けするほどの必要はなく、晴れた日に普通に服を着て散歩する程度で充分なものです。
 また、適度な運動は骨に程よい負荷を与えて骨の密度を高めて丈夫にし、老化を防ぐ効果のある事が分かっています。
厚生省の国民栄養調査  ミネラルやビタミンなどの栄養素を十分に取る事は大切ですが、なかでもカルシウムは国民栄養調査で栄養所要量に達した事が1度もなく、骨粗鬆症の予防に限らず積極的に摂取する事が望まれています。ただし、骨はカルシウムだけでできているわけではなく、ビタミンDだけが骨形成を助けるわけではありませんし、それぞれ過剰に摂取した場合の弊害もありますから、安易に単一のビタミン剤やカルシウム材に頼ることは勧められる話ではありません。
 骨形成のためには、ミネラルではカルシウムの他にマグネシウムなどの重要性が指摘され、ビタミンではビタミンKの効果も注目されるなど、栄養摂取にあたってはビタミンやミネラルについても、やはりそのバランスが重要となるのです。

 エゾウコギには、イワシやヒジキなみのカルシウムが含まれ、その他マグネシウムや鉄などのミネラルもたっぷりと含まれていますし、クロレラもビタミン・ミネラルの優等生です。

日本クロレラ療法研究会 (禁・無断転載)